2008年08月29日
横道にそれますが・・・

大空間を手に入いれた場合、全てがOKとは行かないものです。
天井が高いと言う事は、夏は暑い空気が昇っていき涼しさを感じることが出来ます。
裏を返せば、冬は寒そうですね ぶるぶる

しかし現在では文明の利器があります。ふわふわの断熱材。そして暖房設備 そう床暖の登場です。
大空間を構成した割には、床暖のお蔭様で暖かいのです。こんなフィルムのような物を敷くだけで快適な時間を手に入れられちゃうのです。すごーい! あらかじめ施工しておくと暖房機の場所に気を使わなくて済みます。そして暖房機に関する労力も、事故も減らすことができます。
出来ればシーリングファンなど取り付ければ、見た目にもかっこいいし 空気の攪拌にもなって一石二鳥です。 問題解決じゃん!
2008年08月27日
なぜ古民家なのでしょうか?その1

古民家を移築、再生する人達はどんな思いでいるのでしょうか。
現在では、その骨太な構造や空間を大胆に見せる事自体 店舗以外に見ることは少ないと思います。
近代の一般的な住宅では、構造材を隠して天井を張り上げます。
どうしても閉塞感を受けながら、天井を見上げることなく過されているんです。 ストレス解消できないなあ・・・と
移築した古民家の構造を現した吹き抜けの空間は、清々とした気持ちにさせてくれます。
その構造は安心感をもたらします。そして、長い年月をかけて古色に仕上がった古材は その生きてきた時間を感じさせてくれます。
現在でも吹き抜けのある空間はありますが、同じではないような気がします。
吹き抜けの空間 これは一押しです。
2008年08月26日
古材は生きている

以前お話しをさせて頂いたように、古材1本1本に寿命があります。
それと同じで、性質も、課せられた役割も1本1本違います。
解体する前は、皆おとなしく納まっています。
しかし、いざ解体してしまいますと その性質は本来の自分を取り戻します。
我々をあざ笑うかのように、その曲がりやねじれは 力で押さえつけられません。
かといってその表面に手を入れることは最小限に抑えたい所です。
古材たちを受け入れて、こちらの意向を補うしかないのです。
まるで、人の生き様を垣間見る そんな気持ちにさせられる瞬間です。
2008年08月25日
新しいお神輿

昨日は 風祭の神事がとり行われました。
雨のため、奉納相撲は順延となりました。
新たに奉納された子供神輿のお祓いを 禰宜様に執り行なって頂きました。
10月の例大祭には、子供達の手によって区内を巡回されることと思います。
2008年08月25日
古民家再生 道具を持つ前に

それこそ1本1本 当時の職人の文字を読み取り、それがどの場所に使われるかを確認します。
解体時に調査、番付け札の取付がなされていても、その作業は確実にこなしていきます。
当時の職人の思いを感じ取りながら その匠達の仕事ぶりを少しずつ自分の手に映していきます。
その上で仮組をしていきます。 手仕事 現在の弟子達には遠い話しのようで、戸惑い・・・・
彼ら古の匠達のパワー、そのエネルギーについていく事さえままならず。
2008年08月24日
栗のセンターテーブル

一期一会を大切に出来たらと、のんびり家具作り。
無垢の天然木は一枚の絵。そんな表情を自然な形を残したままで作りました。
素材は栗 接合は金物を使用していないので、分解できます。
仕上げはオスモカラー
サイズは1200×430
2008年08月22日
古材(コザイ)。一昔前まではふる材?
古来より日本の住宅もしくは建築物等は、資材を再利用され今に至っています。
実際 30~40年位前までは、古材を使って家を建てることもあったんですから。
当時も違う意味で(金銭的によるところが大きい)再利用されていました。
現在では新しい材料で家を作ることが当たり前です。
さらに住宅を性能で見る時代になった今はどうでしょう?
古材の使い方を間違えると、強度不足やバランスの取れない危険な建物になってしまいます。
そこをふまえて 古材選びをして下さい。木の寿命は育った年月を折り返し衰えていくものですから。
樹齢150年の欅の柱を明治時代に使っていたならまだまだ現役なんです。
でも樹齢50年程度の材をだとしたら、構造用としては使えないでしょう。
多くの建築資材のなかで、木ほど耐久性の高い物は無いのかもしれませんね。
そして木ほど人に優しいものもないでしょう。
ふる材はいつしか 古材(コザイ)と呼ばれ新材と同等、もしくはそれ以上の価値が与えられることになりました。
ある意味アンティークと呼ばれるカテゴリーに移ってきたのでしょう・・・・