2008年12月19日
床の間 その1

お施主様の希望で床の間を無垢材で作ることになりました。
赤みの欅とはいかないので、ベンガラで調色しながら色付けをしています。

合板の地板と違い、欅の無垢の板を使うので反り止めを入れました。
かなりシラタが目立つ材ですが、何とか暴れ抑えてくれればと・・・・・。

170cmの欅の板に4箇所程入れました。
無垢板は面倒だと言う職人もいるかと思います。
でも、ウレタンで塗られた合板よりも取り扱いは楽です。
無垢の良さは材選びから加工、取り付け迄の過程が楽しめます。
合板に比べて耐久性が高く、月日の流れの中で深みや味わいを醸し出します。

床の間の空間に地板を納めたところです。
後は、床框と床板です。
タグ :無垢板
2008年12月19日
もしかして・・・・床下を覗きました。

改修工事中の床下を覗いてみました。
調湿剤がかなり厚く敷き詰められていました。
で、問題なのは黒い袋です。

この黒い袋の中には、まだ調湿剤が入ったままです。
他の部屋の床下にもありました。

床が下がっている所や、束が浮いているような所に鋼製束やプラ束を入れてありました。
で、問題なのは入れ方や鋼製束の支え方です。
この程度の大きさのレンガでは、本来の役目を果たしていないと思われます。
戦車が載っても割れないレンガもありますが・・・・。
どこのシロアリ屋さんが施工したかは別として、問題です。
確かに古い家ですし、調湿剤や換気扇のおかげで?床下も乾燥しています。
ただ、このような作業で報酬を得ている事に プロとして恥べきですね。
老朽なのか、湿気によるものなの かくれぐれも注意して下さい。
昨今 デジカメで写真を撮ったかのように見せる業者もいます。
でも、パソコンに読み取りが出来ないときはご用心。
そんな時は騙された振りをして、お抱えの業者に見てもらいましょう。
意外と他の家の写真だったりすることもありますよ。
これは、数年前に経験した実話です。