2008年11月05日
奈良 東大寺

二月堂を後に、三月堂と四月堂との間を通り抜けるように大仏殿の方へ向いました。
普段皆さんが見学するお勧めルートとは反対です。
回廊内から撮る大仏殿も良いのですが、ここから見るの大仏殿もお気に入りのひとつです。

水面に浮かぶ中門と大仏殿 四季折々に変化する周りの景色とともに、楽しむことが出来ます。
6年前に行われた開眼法要の様子や、金色に輝く鴟尾の眩しさが思い出されます。
(開眼法要は、実際に見ることは出来ませんでしたが)

今回なんとなく南大門を見上げたら、「大華厳寺」とかかれた額がありました。
人間の記憶は曖昧なもので、さして古くないこの額の存在を忘れていたのか知らなかったのか。
で調べてみると、この文字の額が無い写真も見つかりボケでないことに安心したりして・・・。

向って左側に立つ 阿行像 の仁王様の姿を見あげます。8.4mも有るといわれるこの仁王様は、いつ見ても大きい。
上から見下ろすその姿に迫力を感じる。
しかし、日も傾き始め 南大門に光が射し込めてきたせいで、向かい合う 吽行像 はお腹だけしか見えませんでした。
当時の人達はどんな思い出この大きな建物や像を見ていただろうか?
金色に輝く大仏様を見れた人は、ほんの一握りだったのだろうか?とかとか・・・。
そういう意味で、現在の自分達は幸せだろうと思うし、その間守り続けてきたこの国の
人々に感謝したい。 と言うわけで、今回の正倉院展と奈良散策も終わり帰途に。